福祉用具とは

福祉用具レンタル
介護保険でレンタル・貸与できる福祉用具
介護保険を利用してレンタルできる福祉用具は、以下の13種目
1. 車椅子は、移動のサポートや身体の機能が制限された人々の生活を支援するための重要なツールですね。使われる場面はさまざまで、個々のニーズや好みに合わせてさまざまなタイプや機能があります。:自走用標準型車いす、普通型電動車いす、介助用標準型車いす等があります。
2.車椅子付属品は、車椅子に取り付けたり使ったりするための補助的なアイテムや部品のことです。これにはさまざまな種類があります。例えば、車椅子の快適性や機能性を向上させるクッションや背もたれパッド、防水カバー、バッグやカップホルダーなどがあります。また、使用者の安全性を高めるための安全ベルトやヘッドレスト、足置きや足サポート、折りたたみ可能な車椅子用のランプなどもあります。
3. 特殊寝台、または介護用ベッドは、高齢者や身体的に支援が必要な人々のために設計されたベッドです。これらのベッドは、一般的なベッドよりも機能性や調整性に優れています。例えば、高さを調整できるものや、頭部や足部を上げたり下げたりできるもの、または横転防止のための柵や安全性を高めるためのベルトなどが付いている場合があります。 また、特殊寝台には患者の身体的なニーズに合わせて調節できる機能が多く備わっています。これには、圧力性潰瘍を予防するための特殊なマットレスや、患者の体位を変える機能、痛みを軽減するための調節機能などが含まれます。
4. 特殊寝台付属品は、特殊寝台や介護用ベッドに取り付けたり、利用したりするための補助的なアイテムや部品です。これらの付属品にはさまざまな種類があります。
1. 安全関連の付属品: 特殊寝台の安全性を高めるための柵や手すりが含まれます。
2. 圧力性潰瘍予防関連の付属品: 圧力性潰瘍を防ぐための特殊なマットレスやクッションがあります
3. 快適性向上のための付属品: 寝台の快適性を向上させるためのアイテムもあります。
4. 移動や位置調整関連の付属品: 特殊寝台の位置を変えたり、患者を移動させるためのアイテムもあります。
5.床ずれ防止用具は、床ずれ(圧迫性潰瘍)を予防したり、既存の床ずれの進行を防ぐために使用されるアイテムです。床ずれは、圧力や摩擦、湿気などが皮膚に影響を与え、皮膚の損傷や潰瘍を引き起こす問題です。
床ずれ防止用具にはいくつかの種類があります
1. 特殊なマットレスやクッション: 圧力を分散し、皮膚への圧力を軽減するためのマットレスやクッションです。
2. 床ずれパッド: 特定の部位に圧力を加えないようにするためのパッドやカバーです。
3. 体位変換システム: 患者の体位を定期的に変えるための自動または手動のシステムです。
4. スキンプロテクション: 皮膚を保護するためのクリームやバリア製品も床ずれ防止に役立ちます。
6.体位変換器は、身体を移動させる際に使用される装置の一種です。これは、特に長時間同じ姿勢で過ごすことが難しい人や、ベッド上で介護を受ける人のために設計されています。
この装置は、患者を一定の時間ごとに異なる体位に移動させることで、圧迫性潰瘍(床ずれ)や筋肉の衰弱、不快感を防ぐのに役立ちます。体位変換器には、電動式や手動式のものがあります。
7.認知症の高齢者が徘徊することは、彼らの安全に影響を与える可能性があるため、家族や介護者にとって重要な問題です。認知症老人徘徊感知機器は、このような状況を監視し、高齢者が安全な場所に留まるように支援するための装置です。
これらの機器は、高齢者が指定されたエリアを離れると、警告を発する、位置を追跡する、または通知を送るなどの機能を持っています。主な種類には以下のようなものがあります。
8.移動用リフトは、身体的な制限がある人をベッドや車椅子から移動させるための補助具です。つり具の部分を除いた場合、移動用リフトは主にフレームやベース、移動装置などで構成されています。
1. フレーム/ベース: 移動用リフトの基本的な構造で、患者を支える部分や移動の安定性を提供する部分です。
2. 移動装置: フレームやベースに備わっている移動機構です。
3. 操作パネル/ハンドル: 移動用リフトを操作するためのパネルやハンドルが付属しています。
4. 安全機能: リフトには安全を確保するための機能が組み込まれています。
移動用リフトは、介護施設や自宅の介護環境で、身体的な制限がある人を安全に移動させるために使用されます。
9.手すりは、一般的に壁や階段に取り付けられた、手を掴んで支えるための棒やバーのことを指します。建物や施設内の安全性やアクセシビリティを向上させるために設置されることが一般的です。
1. 階段: 階段の両側や壁に取り付けられ、階段を上り下りする際に手すりを掴んで安定性を提供します。
2. トイレや浴室: 転倒や滑りを防止するために、トイレや浴室の壁に手すりが取り付けられることがあります。
3. 医療機関や公共施設: 病院や介護施設、公共の建物などでも、高齢者や身体的な制限のある人々のサポートのために手すりが設置されています。
10.スロープは、高低差のある場所を備える障害物を乗り越えたり、段差をなくしたりするための傾斜面のことです。
1. 建物の出入り口: 建物の玄関や出入り口に設置され、段差を解消してアクセシビリティを確保します。
2. 歩道や公共施設: 公園や駅、商業施設など、公共の場所でもスロープが設けられています。
3. 車両へのアクセス: 車椅子やベビーカーを利用する人々が乗り降りする際に、公共交通機関や乗り物へのアクセスを容易にするために利用されます。
スロープは、急な階段や段差を乗り越えるのが難しい人々にとって非常に重要です。
11.歩行器は、歩行が難しい人々が自立した歩行をサポートするための補助具です。通常、手すりと一緒に使用することで、安定性を提供し、バランスを保つのに役立ちます。
1. 標準的な歩行器: 四つの脚が付いたフレームと、手すりがついているものです。
2. 前輪付き歩行器: 後ろに車輪を持ち、手すりで支えるものです。
3. 折りたたみ式歩行器: コンパクトに折りたたむことができるタイプで、旅行や持ち運びに便利です。
歩行器は、歩行が制限されている方々が自立した移動をサポートし、バランスを保つために使われます。
12.歩行補助つえは、歩行をサポートするための補助具の一種です。一般的には、手すりと同様に使用者の安定性を提供し、バランスを保つのに役立ちます。
1. シングルポイントつえ: 通常、一つの先端が地面に接するタイプで、軽量で使いやすいです。
2. 四肢点つえ: 先端が四つに分かれたタイプで、地面との接地面積が広いため安定性が高くなります。
3. 折りたたみ式つえ: コンパクトに折りたたむことができ、持ち運びや収納が便利です。
歩行補助つえは、怪我や手術後のリハビリ、年齢による筋力の衰え、または慢性的な疾患による歩行困難など、さまざまな理由で利用されます。
13.自動排泄処理装置は、排泄物を処理するための装置であり、通常は医療施設や介護施設などで使用されます。
1. 排泄物処理システム: これらのシステムは、排泄物を収集し、処理するための装置です。
2. トイレ/便器: 自動排泄処理装置には、自動的に水を流し、排泄物を処理するタイプのトイレも含まれます。これらは、手動での清掃や処理を最小限に抑えることができます。
これらの装置は、高齢者や身体的な制限のある人々、または医療状態によって排泄機能に支障がある人々にとって、生活の質を改善し、衛生的な環境を提供するために使用されます。特に長期間の介護施設や医療施設では、衛生的な排泄物処理が重要な要素となります。
要支援および要介護1の人がレンタルできるものは、原則として上表の9~12のみです。例外として、医学的判断で特に必要と認められるものであれば、市区町村での手続きによって対象外のものをレンタルできる場合があります。まずはケアマネジャーに相談しましょう。
住宅改修
身体状況に配慮した住宅改修
・身体状況に配慮した住宅への改修にかかる費用の1割~3割の負担額でご利用できます。(限度額20万円)
手すりの取り付け
・玄関の内外、廊下、階段、トイレ、浴室
スロープやすべり止めの工事
・敷居、床の段差解消、ドアや床材の変更